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ブルー×グリーンカラーが全体的に確認ができ、カラーバランスも美しいタイプです。中でもアズライトが多く含まれることでブルーカラーが強くなって見えます。石英の他、クリソコラ、マラカイト、アズライト、キュープライト、テクノライトなどを含みます。
穴サイズ:約1.2mm
【産地】ペルー
クワトロ・・・イタリア、スペイン、フランス、ポルトガル語などで、4を表す。
シリカ・・・SIO2ー二酸化珪素
ここでクリソコラが産出される銅鉱床について触れておかなければなりません。
クリソコラは、明瞭な結晶系を示さない鉱物で、多くは、塊状、腎臓状、葡萄状を示す。
アジュライトなどの結晶を置き換えている珍しい産状もある。(天然石がわかる本より抜粋)
クリソコラは、共生鉱物のため、産地や、産状によってクリソコラとともに共生される鉱物が違います。
たとえば、クリソコラ、石英、マラカイト、アジュライトなどが代表的で、珍しい場合だと、パパゴアイト、
モンゾナイト、アホイト、シャッタカイト、シアノトリカイト(青針銅鉱)、デビル石、サーティエライトなどが
入ってくると言われています。
一般的解説にあるスモーキークォーツはクリソコラと共に産出されることはないそうですので、
解説からははずした方が良いでしょう。またダイオプテーズも大変まれなためこれも微妙なところです。
さて、弊社の当該商品の特徴的な数粒を分析した結果についてですが、もちろん天然で、
出た成分は、クリソコラ、石英、マラカイト、アジュライト、赤銅鉱などが主として出ました。
分析結果天青色部分・・・・クリソコラ、石英
藍青色部分・・・・アズライト、石英
青緑色部分・・・・マラカイト、カリ長石、石英
赤褐色部分・・・・赤銅鉱、石英、カリ長石
黒色部分・・・・アズライト、石英
上記のようにクリソコラが産出される銅鉱床の特徴から、すべての粒を調べていけば、
シャッタカイトなどもっといろいろなものが出てくるそうです。
クオンタムクワトロシリカなるものは、鉱物学、宝石学上、ないとのことでしたので、名称の由来、
明確な定義も当然ありません。
当社では、上記の直訳から、クオンタムクワトロシリカと呼ぶにあたり必要最低条件として、銅鉱床から産出されるクリソコラなど4種(クワトロ)以上の鉱物(量子?)からなり、石英(シリカを含む)を含む鉱物をクオンタムクワトロシリカと呼ぶのではないか仮説をたてました。
そう仮定すると、弊社のビーズもそれにあたるため、あくまで流通名称としてこのまま販売して参ります。
正式に共生鉱物として正しい名称はなんなのか判明しましたら、またこのコーナーでご紹介させていただきます。
余談ですが、クオンタムクワトロシリカというフォールスネームはジェムシリカから来ているのではないかと鑑別機関では言っていました。ジェムシリカは、稀少石の中でも屈指の注目を受ける、青緑色の宝石です。
ジェムシリカは、本来クリソコーラという不透明宝石なのですが、クリソコーラの中に、石英質(クォーツ)が浸透してアゲート化、最終的にはクォーツがクリソコーラを取り込んで、
クォーツ化した状態になったものが、ジェムシリカです。